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ロンロンがんばりました。 [ララルルロロ]

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2022年4月18日、ロンロンは旅立ちました。
我が家に来たのは多分2008年で、それから14年間家族でいてくれました。


このブログは猫を飼い始めた事がきっかけで始めました。その頃からロンロンを見てくださっていた方々に御礼申し上げます。


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子猫の時からミルクをすごい勢いで飲み干し、一生を通して食い意地が張っていました。


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手術をした後も、ごはんの場所にはとりあえず来てみるロンロン。

右下顎を切除してからも、数ヶ月間はa/d缶(ペースト状の栄養食)を口から食べていました。2月ごろに再発してからは、口内が痛い様子であまり食べられなくなったため、次第に全量を胃ろうで注入するようになりました。

★胃ろうでのごはんのあげ方

・a/d缶のごはんをお皿に出して、レンジで10-20秒あたためる。

・お水を30秒ほどレンジであたためる

・a/d缶をお湯で溶いていい感じのやわらかさにする

・スプーンでどろどろごはんをシリンジに入れる

・猫の胃ろうチューブに注入

・お湯も注入(水分補給兼チューブの掃除)

以上の作業は慣れれば10分以内で出来ます。これを1日3回行っていました。2回でもよかったのですが、そうすると1回の量が多くなって吐き戻しをしそうだったので、出来る時は3回に分けていました。

胃ろうは本当に良かったです。

猫を弱らせないために食べさせることは大変で、猫にも飼い主にもストレスとなります。

胃ろうなら口が痛くても満腹にになれますし、ごはんと一緒に薬も注入出来ます。おかげでロンロンは体重を減らさず、ずっと毛並みもツヤツヤでいられました。

ロンロン自身も「お腹にチューっとするとお腹いっぱいになる」ことを理解していて、お腹が空くと私に合図してきました。そして注入が済むと、満足気にまた寝ます。

この頃ロンロンは一日中寝て過ごしていましたが、おトイレに行く時はむっくりと起き上がり、力強い足取りで歩くことができました。毎日モリモリうん◯してくれて、掃除し甲斐がありました!

胃ろうのおかげでQOLは高かったと思います。

今後、もしもうちの他の猫が同じ癌になったとしたら、切除手術はしないかも知れません。でも胃ろうはしたいです。ロンロンのお陰で、胃ろうは猫にも飼い主にも良いものだと知ることができました。

扁平上皮癌が再発して(今思えば多分1月頃)亡くなるまで3ヶ月強でした。最初に癌になり、腫瘍がだいぶ大きくなってしまってから手術したのが去年の11月。もしあの時手術していなければ、おそらく12月には亡くなっていたと思います。手術で伸ばしてもらった寿命は、ロンロンの場合4ヶ月でした。猫の月日の流れ方は人間と違うので、人間だったら1年くらい延命した感覚となるのでしょうか。

癌の切除手術は高額です。治る可能性が低い病気の時は、猫の本来の寿命も考えて治療の選択をすることが大事だと学びました。

とはいえロンロンの場合は、ロンロンのためにも、飼い主のためにも切除手術をして良かったです。それは、最期の数ヶ月を一緒に大切に過ごせたからです。

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いつも添い寝してくれて、撫で放題&モフモフし放題で幸せ[黒ハート]


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ヒーターの前でのび~る。闘病しつつ、冬を越しました。


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久しぶりの3ショット。

ララはずーっとロンロンが嫌いでしたが、パワーダウンしたロンロンに対しては「同じ部屋にいてもいいわよ」と温情をかけていました。


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亡くなる10日くらい前。再発した腫瘍の成長スピードは凄まじく、もはや口の中は腫瘍でいっぱいです。その腫瘍が下顎に穴を開け突き抜けてしまいました。1日数回消毒し、人間の生理用品を当てて血や分泌液を押さえています。包帯が耳の前後に来るように切って工夫しました。

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亡くなる数日前。唾液と血が混じったものが多く出てしまうので、部屋が血だらけに。やむなくケージに入ってもらいました。

上顎の裏が真っ白になっていたので、貧血もすすんでいたようです。

腫瘍が喉にひっかかるのか、時折発作のように苦しみます。しばらくして喉のつかえが取れるとまた落ち着くのですが、ロンロンが苦しむこの時間が一番辛かったです。

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最後の夜の写真。
特段変わった様子はなかったので、いつものように「おやすみ」と言って就寝しました。

でも翌朝私が起きた時には、ロンロンはもう息を引き取っていました。
まだ温かかったので、早朝に逝ったようです。
脚はピーンと張っていたものの、周囲が血で汚れていなかったので、腫瘍が喉に詰まって苦しくて暴れたわけではなさそうです。顔も寝ているように穏やかでした。

死に際は人に見せない、そんなロンロンの誇りを感じました。

亡くなった日は悲しくて、たくさん泣きました。

でもロンロンが癌になり、手術して、介護する日々の中で私の覚悟は徐々に出来上がっていたので、意外とすぐに受け入れることができました。

ロンロンとの最期の日々を悔いなく過ごせましたし、これ以上酷い状態になる前にロンロンが苦しみから解放されたことはほっとしています。正直、安楽死も視野に入れていたので、その決断を私にはさせず、死ぬタイミングを自分で決めてくれたことも感謝しています。

ロンロンは可愛くて、えらくて、かしこいね。

ずっと大好きだよ。

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